Google CloudにおけるデフォルトVPCについて

このブログシリーズ 「クラウドセキュリティ 実践集」 では、一般的なセキュリティ課題を取り上げ、「なぜ危険なのか?」 というリスクの解説から、 「どうやって直すのか?」 という具体的な修復手順(コンソール、gcloud CLI、Terraformなど)まで、分かりやすく解説します。
この記事では、Google CloudでデフォルトVPCネットワークを削除し、ゼロトラストアーキテクチャに基づいたカスタムVPCを構築する手順を解説します。

ポリシーの説明
Google Cloudプロジェクトを新規作成すると、デフォルトVPCネットワークが自動的に作成されます。このデフォルトネットワークには、広範囲なインバウンドルールを持つファイアウォールルールが事前設定されており、開発環境では便利ですが、本番環境では過度に寛容なファイアウォールルールが付与されていたりするため出来る限り利用しないことを推奨します。カスタムVPCを使用し、必要最小限のアクセス制御を実装し、セキュリティを強化するようにしましょう。
修復方法
コンソールでの修復手順
Google Cloud コンソールを使用して、デフォルトVPCを削除します。
デフォルトVPCネットワークの削除
- VPCネットワーク一覧から「default」ネットワークを選択します
- 上部の「削除」ボタンをクリックします
- 確認ダイアログで「削除」を入力し、削除を実行します
最後に
この記事では、Google CloudでデフォルトVPCネットワークを削除し、ゼロトラストアーキテクチャに基づいたカスタムVPCを構築する手順を解説しました。
本番環境におけるデフォルトVPCの使用はしないようにしましょう。
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